「僕の出張」書評抜粋
1970年代欧米に追いつき、追い越せを目指した日本の無線通信
技術は世界市場に進出、アジア各地で活発な展開をはかった。
本書は、その第一線でSE(システムエンジニア) として活躍した
著者の情熱的で真摯な奮闘記録。それは現在につながる
20世紀ニッポン企業戦士の記録である。
田村 正勝
僕の出張
世界を歩いた通信エンジニア
本の風景社
(発売:東京文献センター)
定価1260円
(本体1200円+税)
ISBN4-925187-35-X

1970年代の様子がおもしろかったです。空港での見送りだとか、海外出張のスタイルだとか、読んでいて昔のテレビのような色の映像が浮かびなぜか懐かしい気分になりました。(横浜・A.M.さん)

優しさと誠実さにあふれた作品だと思います。著者の仕事とそこで会う人々に対する真摯な気持ちが文面から印象深く感じられました。単なる仕事上での経験談にとどまらず、出張先で著者が体験する旅行者には触れることのできない、異国の一面がテンポよく魅力的に描かれていました。著者の仕事に対する考え方を知る程に、その純粋さがとても新鮮に感じられます。現代のサラリーマン生活を送る上で、本書を読むともう一度自分も初心に帰り、考え直してみようかという気持ちになりました。感謝の気持ち、コミュニケーションの大切さが、読後じんわりと心に沁みる作品でした。(東京・Y.A.さん)

読み終わってすぐの感想は、なんか元気が沸くなー、という感じでした。紀行文のように楽しくスラスラ読めましたが、その中でも著者の仕事に対する姿勢がメッセージとして痛快に、そしてガンガンと伝わってきました。なんというか、仕事、人生のおもしろさを感じ、味わい、その上での人生賛歌として私は読ませて頂きました。そういう意味で、読み終わって元気が沸いたのだと思います。また、仕事に対する姿勢を見直すきっかけとなり、自分に恥ずかしくないように取り組みたいなと強く感じています。(鳥取・Y.I.さん)

ついつい面白くて二日間で読みました。それで感謝の気持ちをお伝え致したく感想文というか読者の声です。読んでいくうちに自分の昔がジグゾーパズルの様に思い出が埋まっていき、二重に楽しむことができました。まさしく‘企業戦士’‘プロジェクトX’ですね。(中略)真に気づかいを示すボスがいたから日本と世界が互いの文化を尊重しつつチームワークで今の日本経済が確立されたと思いました。私たちは本当に感謝すべきです。本当にご苦労様でございました。(横浜・F.O.さん)

今後の30〜40代のエンジニアに対するメッセージを、この本をきっかけに情報発信基地となって欲しいと思っています。30〜40代のエンジニアは私が会社等で色々と見てきた中で、一番実践に乏しく、トラブル発生に対する応急処置、恒久処置の見極め、これが出来ずに迷っているよに思えてなりません。その反面処世術はそつなくこなしているように感じます。(中略)「エンジニアがエンジニアのためのエンジニアニよる」指南書的&エッセイ的はなかなか無いと思います。(川崎・H.E.さん)

非常に読みやすく著者の実直な人柄を感じました。時に文章のリズムが合わなかったりすると読み進めるのに骨が折れることもあるのですが、著者のそれは少なくとも私に合っていたようで、安心して読めました。丁度先週福井県に出張した際の友として、商談に向かう道中に己のモチベーションを高めるのに非常に役立ちとても勇気付けられました私は常々人の資質はその器にあり、器の大小は質量のようなもので大きければ人を惹きつけたりするのではと考えています。その大きさは、如何に己自身の損得とは逆の、即ち他者やその他自然物へ利益をもたらすことが出来るかだろうと考えています。生まれつき備わっている人もあれば体験して身につけてゆく人もあると思います。著者が体験されたエピソードがそれを裏付けてくれたような気がして、まず他者、つまりクライアントや同僚、エンドユーザの立場に立って物事を考えることで大きな成果、仕事を成し遂げられたのだと感じ、あらためてその重要さを確認した次第です。さらに感じたことは羨ましさを覚えました。文章からその時代の空気というか多くの人が、それぞれの発展のために昼夜なく仕事に打ち込んでいる様子が伝わってきて、最近の漠とした将来への不安や閉塞感が蔓延した雰囲気の中で仕事をしている自分と比べてみたら少し寂しくなりました。とてもユーモアを感じました(東京・Y.T.さん)

「僕の出張」の良さは全編を貫いている
「誠意」だと思います。他の国でどういう言葉でどんな風な言い方をするの知りませんが、「助け合わなければ生きられない人間同士のコミュニケーションの一番元になっているもの」法も文化も言葉も超えるものそういうものが「誠意」かと思います。こんな「効率」「スピード」優先の時代にそれとみごとにマッチさせて仕事を貫徹、その上誰にもわかりやすく、時にはユーモラスに、「日本があの頃どのようにして世界各地に仕事を展開させて行ったのか」を当人の平易な語りのように書かれているのがとてもいいと思います。(埼玉鷲宮・H.Tさん)

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